シャンプーはトリートメントが髪に定着する土台を作ります。そして、水分はシャンプーが髪に馴染みやすくするために必要不可欠です。

髪をたっぷりと濡らしてシャンプーを馴染ませ、トリートメントを定着させることで地髪力を高めます。

アウトバスで使用するブローローション、保湿クリーム、オイルはお顔でいう化粧水、乳液、オイルの様なもの。これらが毎日の洗顔で落ちてしまうように、髪も毎日のシャンプーで落ちてしまうため毎回補い自髪力を更に高めます。逆にこれらをしないということは洗顔してそのままで過ごしているのと同じなのでご注意ください。 

また、髪のコンディションやなりたい質感に合わせてカスタマイズできるのがこの髪質改善(黒)の特徴で、ちょい足しやブーストを使うことで質感が良くなります。

トリートメントや補修・修復にもメリットとデメリットがあり、髪をしっかり修復すれば硬さが出ます。またしっとりさせれば柔らかくなり膨らみやすくもなります。そこで収まりよく艶やかに仕上げるためにはハリコシを出して地髪は強く硬いベースにしっとりトリートメントが理想的だと思います。

しかし、何かが足りないだけで硬さや引っかかりなど質感に物足りなさが出てしまいますのでご不明な点はお気軽にご相談ください。 

[1]お風呂に入る前に軽く黒い荒櫛でとかしておいてください。

注意)ブラシを使ったブラッシングが一般的ですが、ブラシではではもつれた髪を切ってしまうばかりでなく枝毛や毛髪損傷の原因になります。また、ブラシで梳かす場合どのように梳かしますか?手元のクシで梳かしてみたりイメージしてみてください。その時、トップやハチまわりからブラシを入れた方は、切れ毛注意報です!クシもブラシも基本は中間から毛先を先に通し絡みをほぐし、次いで根本から梳かしていきます。なお、切れ毛リスクが少ないクシがおすすめです。

[2]お湯で髪と頭皮をたっぷり濡らします。

髪をたっぷり濡らすことで汚れが浮き、シャンプーの馴染みが良くなるので泡立ちも良くなります。 

乾いた髪が水を吸う時に固くなり指通りが悪くなる事もありますが、しっかりと水分を吸わせることで柔らかくなります。無理に指を通さずに水を吸わせてください。普段しっかりとぬらしているつもりでも、時間を計ってみると意外に短いことに驚きます。3分前後を目安に良くぬらしてください。同じところを重点的にぬらしていくよりも一通りの流れを2巡〜3巡と繰り返す方が満遍なく濡れていきます。

中間から毛先が硬い、又は毛先が絡んでいる時は、トリートメントを馴染ませすすぐことでもお湯馴染みが良くスタイリング剤も落ちるのでおすすめです。また、黒のシャンプーの原液を少量手に取り気になる部分に揉み込んでください。そこに水を加えて揉み込むと柔らかくツルッとして指が通るようになりますのでそのまま?へ

[3][50]黒いシャンプーにブーストを加え補修力を高め髪を疎水に、扱いやすい髪の土台を作ります

このシャンプーは扱いやすい髪を作るための要です。髪の表面で水と馴染むことでダメージを修復して、しっとり艶髪へ改善します。髪を洗う目的ではなく補修と質感維持の用途で量を多めに使いますが、洗いすぎのない処方ですので髪の質感に合わせて少し多めに泡立て馴染ませる方が質感よく仕上がります。

また、ブーストを黒シャンプーの半分〜3分の1ほど加える事で泡立ちと修復をプラスします。 

髪を充分に濡らしてからフォレストシャンプーを適量を手に取り頭皮をマッサージするように洗ってください。
泡のまま1分程度時間をおいてから、よくすすいで下さい。【補修効果が上がります】
*泡立ちが悪い場合は2回洗ってください
[詳しい使い方]

【泡のちょい足しを追加】

シャンプー後、泡のちょい足しを馴染ませてからトリートメントを重ねます。方法主に2つあり、

「シャンプーの泡に混ぜる方法」

シャンプー後、泡を流さずにそのまま泡のちょい足しをミカン2〜3個分手に取り全体に馴染ませます。質感が変わったら[4]へ

「シャンプー泡を流して使う場合」 

 シャンプー後泡を流してから、泡のちょい足しをミカン2〜3個分手に取り中間から毛先を中心に馴染ませます。質感が変わったら[4]へ

[4]シャンプーの土台にトリートメントで皮膜します

トリートメントや集中トリートメントはシャンプーやちょい足しと反応し髪に糖質の皮膜を作りセットで反応を完結しています。ちょい足しを使わない場合もシャンプーと反応し髪質を作ります。重さが足りないときはS1トリートメントを混ぜたり、しっかり揉み込んだりすると乳化され定着します。

なお、絡まるときはトリートメントオイル(オイルのちょい足し)を加えると、収まりのいい髪に仕上がります

【使用方法】

白いトリートメントは手のひらにボトルで2プッシュ〜(サンプルだと大さじ1〜2)で、手中トリートメントは1cmくらい手のひらに出して、親水化が進んでいるとこを中心に(髪の長い方は結うあたりから毛先にかけて、短い肩は中間から毛先に)揉み込みます。優しく握ると髪の水と入れ替わりすぐに馴染むので、手に残らない位を目安に使って下さい。パサつきの気になる硬い髪の場合は少し多めにトリートメントを使い、水を足しながらクチュクチュと髪表面や手に少し残るくらいでも大丈夫です。表面から水を足すと柔らかくなり髪も滑りよくなるのでクシでとかし全体に馴染ませることが出来ます。梳かしたり揉み込んだりして質感を感じながら、しっかりと毛先まで揉み込み毛先の段差が感じない位まで馴染ませます。馴染むとツルッとした質感に変わりますので、トリートメントを残さない様に全体的に流します。市販のトリートメントのようなぬるっと感は無いので一通り流すイメージです。また、流しながら水の流れを利用して毛先の絡まりも取っておきます。

 

[5]タオルで拭かないでインバスの皮膜にブローローションを馴染ませます

この後のアウトバスは乾いた後のコンディションを整えますが、しっかり水分を拭く取ってしまうと髪の内部まで成分を馴染ませにくくなりますので、トリートメントを流したそのままでブローローションをふります。ブローローションは水溶性のトリートメントなので水で濡れているうちにたっぷりふってとかすと梳かしやすく馴染みやすいです。

この作業はまだ水がしたたっていると思うのでお風呂場の中かバスタオルなどを肩にかけておこなってください。

 

[6]保湿クリームやオイルで髪にヌカ(保湿成分)を補給します

ブローローションの後に、続けてオイルと保湿クリーム(セラムかキキトリ)を1プッシュずつ馴染ませます。髪の長さや毛量により使用量も増えますが、これまでの感覚で増やすのでは無く、基本は1プッシュずつの変化を感じてください。とくに硬く感じるすきバサミの削ぎや、毛先のパサつきが気になる方には有効で、手の平に伸ばし中間から毛先のダメージ部分へ揉み込むように馴染ませます。先に付けているブローロションが水分とトリートメントを補給し、オイルは表面を保護し疎水の膜を、セラムは保湿成分とともにしっとりと艶のある髪に仕上げパサつきの少ないしっとりした仕上がりになります。

 

[7]アウトバスで重ねた保湿成分をコーミングで乳化+馴染ませします

ブローローションと保湿クリーム、オイルをしっかりと馴染ませたら黒いクシでゆっくりと丁寧にとかします。(引っかかったら抜いてを繰り返しとかし直してください)

全体をオールバックに梳かしたら分け目から全体に髪を下ろし、白いクシの荒い方でもう一度一回り360度上から下へとかします。

クシは早く動かすと摩擦が強くなり絡まりや引っかかりが出やすいので、刃先を地肌にそわせてゆっくりと丁寧にとかします。分け目から丁寧に梳かすことで浮き毛を減らしクセをおさえ、絡まりにくい髪をつくります。

 

ここまで水を拭いていないので、梳かしながら水滴も落ちやすいと思います。タオルを背負って梳かすか、お風呂場でそのまま梳かしてもらえるようにお勧めしています。梳かした後湯船につかる場合などは髪の水分やアウトバスなどを拭き取らずそのまま優しくクリップで留めると跡が付きにくいと思います。

シャンプーした後、多くの方はタオルで拭いたりタオルで巻き上げたりしていると思いますが、濡れいている状態の時が一番跡が付きやすいので「タオルでワシャワシャ拭かない」「タオルで巻き上げない」「強いクリップで留めない」「ゴムで縛らない」等々に注意してください

[8]脱水により有効成分を髪に残し定着させます

乾かす時は右の画像のように前から下からではなく、上から下に向かって風を当てます。手で乾かす時もブラシやクシを使うときも熱くなりすぎないように距離感に気をつけてください。

 

ドライはしっかり乾かすためにおこないます。水+トリートメントだった髪の中から水分がしっかりと抜けると、しっとり感やツルッと感が出ます。しかし、乾くまでは毛先が引っかかりやすかったり、堅さを感じることもあります。急いでドライヤーの熱い風を髪に当ててはダメージの元です。生乾きの時は指やクシを無理に通さないで、乾かしている手や髪がやけどしない温度の風でじっくりと根元から毛先へしっかり乾かします。

ドライヤーの風の温度はスイッチなど(風を強くして温度をぬるくなど)で切り替えられるものもありますが、ない場合は単純に頭から熱くない距離へ離して風を当ててください。

乾かす目的は完全乾燥です。完全に水分が抜けたとき最高の手触りとここまでのトリートメントが髪に残留します。

はじめにドライヤーで乾かすけど途中で力尽きてしまう方は?の後にタオルを肩にかけて自然乾燥し、半分くらい乾いてきたら一気に乾かします。その場合も濡れているときと同じように、根元から毛先にかけて順番に乾かしていきます。

 

[9]ハンドドライで収まらない質感も更に脱水すると仕上がります

表面の毛羽立ちが気になる場合は乾いてから気になる部分を中心にブラシやクシで更にドライヤーを入れ脱水します。この時、引っ張るようなテンションは必要なく、髪がやけどしない温度でしっかりと脱水すると今の一番良い質感に仕上がります

 

[10]最後に質感を調整します

パサついた髪をしっとりとまとまりのある髪に仕上げたいときは、ポリッシュオイルを使いサラサラしっとりが好みの場合は透明なオイルかトリートメントクリームを使います。使用方法は、ほんの少し(オイルなら2〜3滴、クリームなら耳かき2〜3杯程度)とり、手の平によく伸ばして、中間から毛先を中心に握るように揉み込みます。乾かしてすぐに手ぐしを通すと静電気の元になるので、指を通さず揉み込んでなじます方が良いです。最後に軽く梳かして終わります。必ずゆっくりと回数とかさなくて良いように梳かしてください。また髪質改善をした髪は油分の馴染みが非常にいいので、オイルやクリームは少量から試してください